軽自動車税 増税の件~新・国民車構想の提言
・タバコ税増税ザマァ…なんて思っていたら、遂にコッチに矛先が。
環境自動車税、軽自動車は4倍強の増税に
今や国内の3割以上を占める軽自動車が格好のターゲットになってしまったか。
・今現在、スキ好んで軽自動車に乗っている俺。
実は俺、以前より軽自動車税の増税論者だ。
「7,200/年」って安すぎじゃね?とは常々思っていた。
「9,800/年」位なら全然OKよって思っていたよ。
差額でどんだけ増税できるか計算したこともある。約610億円/年だ。
これが多いのか少ないのかは分からんのだが(苦笑)
・でもいきなり4倍ってのは些か急にUPし過ぎだなぁオイ。
まぁ4倍ってのはいわゆる「アドバルーン発言」ってヤツで
タバコ税同様、実際はそんな一気には上がらないだろう
(と思いたい)けど、それにしても急激すぎる。
まぁこれが民主党のやり方。政権交代の成果。
・増税によって我が国の現行の「軽自動車文化」は壊滅的打撃を
受けるだろう。軽に乗っている大半の人は
「税金が安いから小さくて非力でも軽自動車でガマンする」
というある種の妥協的な考え方だと思う。
「税金が安い事」に最大のメリットを感じてきたハズだ。
そのメリットが享受できないのなら、衰退するのが必然だろう。
・また、増税が実現したら交通網が発達していない、自転車替わりに
軽自動車に乗る一人一台が当たり前の「地方」でも深刻な自体となるだろう。
今まで7,200円だったのが29,500円になる。キツイよね。
飲み会何回ガマンしなきゃイケないんだよ…。
(長いので「続きを読む」へ)
・だがしかし「軽自動車」って規格(660ccなんてエンジンとか)
世界的にも稀で、エコノミストが好んで使う「ガラパゴス化」を
軽自動車はもう半世紀前からやっていた訳だ。
(余談だが「ガラパゴス化」って言うの止めようぜ、「日本化」だよ)
こんな小さいエンジンに「DOHCインタークーラーターボ」とか付けちゃう
日本人はやはりどう考えても技術的にHENTAIだ。…嫌いじゃないけどW
・「国内でしか売れない≒国際競争力が殆ど無い」ものを、開発費は
普通車のソレと変わらないかそれ以上の金額とリソースをかける。
それで薄利多売する。自己満足である。
ただでさえ車が売れず、今後も規模縮小していく国内市場だけを頼りに
極めて効率の悪い事をやっている、と言えなくもない。
最近ではスバルが軽自動車開発から撤退したが、上記のような負担に
耐えられなかったのだろう。
・しかし、上記リンクの記事にもあるように、
「特に環境面においては、軽自動車と1000ccの小型自動車の
CO2排出量の平均値は軽自動車の方が排出量が多い状況という。」
と言うし、燃費でもホンダFITの方が軽自動車より全然良かったりする。
また、車体価格も軽自動車の方が最高150万円位と高かったりするし、
「軽」とは名ばかりで実際は1トンオーバーの普通車より重い車種も
少なくなくなってきた。
軽自動車は小さなエンジンはそのままに、体だけは巨大化する
「恐竜的進化」を遂げてしまったのだ。
「もはやその格差を合理的に説明することは困難であり」云々
という指摘もあるが、悔しいが納得出来る。
ダイハツはガソリン車ながらリッター30km走る軽自動車「イース」を
近々出すというが、この増税のニュースの前ではもはや“時既に遅し感”が漂っていると感じる。
・そこで、だ。
軽自動車、小さい車を心から愛する僕が、エコが世界的潮流でなおかつ増税やむ無しという
大前提で提言したい。
それが「軽自動車規格の再拡大化」だ。
前回の規格改定から10年以上が経過する。そろそろ見直しも良いだろう。
・エンジン上限を1000cc未満にボアアップ。
・いわゆる国際基準の「Aセグメント」に格上げ。
・燃費をリッター20km以上 CO2排気量○○以下とか規制をかける。
・税金は2万円は切って欲しい(19,800とか)
(増税幅を3倍以下に)
・自動車取得税 & 自動車重量税 & 自動車賠償責任保険なども現行優遇のまま。
・高速が有料の間は軽自動車優遇はそのまま。
・上記規格改訂の施行まで2、3年の猶予期間を置く。
(=新規格適合車開発期間)
・こちらの記事ではスズキの鈴木修社長が
「軽の税金を上げるだけでなく、リッターカーの税金を
下げるという話ならいくらでも協力するのに」と仰ったとされるが
流石、同感です。グローバルな視点に基づいたご発言だろう。
軽自動車業界のカリスマが自ら「もう軽規格にこだわる必要なくね?」と言ってるのと同じだ。
・上記私案だと現行1000ccの税金が棚ぼた的に減税することになるが、
今、日本国内には「トヨタ:パッソ」や「同:IQ」など極めて限られている。
軽自動車増税分と補っても余りあるだろう。
・そしてAセグメント車は欧州や新興国中心に大きな需要があるという。
「軽規格」という日本国内限定の足枷を外し、「国策」として半強制的に
メーカーの開発方針を海外兼用へとシフトさせる。
これまで限られた枠の中で面白い軽自動車をたくさん作ってきた日本勢だ。
規格を拡大する事で国際競争力のある面白い車を作ってくれるに違いない。
・これを私は「21世紀型/新・国民車構想」と呼ぶ。
エコにも貢献できるだろうし、限れた開発費で外貨も獲得できる。
規格拡大を現行軽ユーザーが「大きすぎる」と拒否反応を示す事は
ないんじゃないだろうか。増税しても溜飲は下がるのではと思うが、どうか。
・軽自動車って呼称や黄色いナンバーももはや再考すべきかもしれない。
・今や電気自動車が現実的になるなか、この提言自体時代遅れかもしれない。
ただ全世界的には一気にエコカーに切り替わるとは考えにくく、国内でもまだEVh普及に時間を要するだろう。
その繋ぎ的な規格である。
・・・なんて政治家でも評論家でもない俺がこんな長文語ってもあんまり
意味ないんだけどね。語っている間は楽しいんだよね。あ~スッキリ。
それよりホントに増税されたら我が家はどうしようかね~愛車。
いろんな選択肢を考えてみようと思う。
環境自動車税、軽自動車は4倍強の増税に
今や国内の3割以上を占める軽自動車が格好のターゲットになってしまったか。
・今現在、スキ好んで軽自動車に乗っている俺。
実は俺、以前より軽自動車税の増税論者だ。
「7,200/年」って安すぎじゃね?とは常々思っていた。
「9,800/年」位なら全然OKよって思っていたよ。
差額でどんだけ増税できるか計算したこともある。約610億円/年だ。
これが多いのか少ないのかは分からんのだが(苦笑)
・でもいきなり4倍ってのは些か急にUPし過ぎだなぁオイ。
まぁ4倍ってのはいわゆる「アドバルーン発言」ってヤツで
タバコ税同様、実際はそんな一気には上がらないだろう
(と思いたい)けど、それにしても急激すぎる。
まぁこれが民主党のやり方。政権交代の成果。
・増税によって我が国の現行の「軽自動車文化」は壊滅的打撃を
受けるだろう。軽に乗っている大半の人は
「税金が安いから小さくて非力でも軽自動車でガマンする」
というある種の妥協的な考え方だと思う。
「税金が安い事」に最大のメリットを感じてきたハズだ。
そのメリットが享受できないのなら、衰退するのが必然だろう。
・また、増税が実現したら交通網が発達していない、自転車替わりに
軽自動車に乗る一人一台が当たり前の「地方」でも深刻な自体となるだろう。
今まで7,200円だったのが29,500円になる。キツイよね。
飲み会何回ガマンしなきゃイケないんだよ…。
(長いので「続きを読む」へ)
・だがしかし「軽自動車」って規格(660ccなんてエンジンとか)
世界的にも稀で、エコノミストが好んで使う「ガラパゴス化」を
軽自動車はもう半世紀前からやっていた訳だ。
(余談だが「ガラパゴス化」って言うの止めようぜ、「日本化」だよ)
こんな小さいエンジンに「DOHCインタークーラーターボ」とか付けちゃう
日本人はやはりどう考えても技術的にHENTAIだ。…嫌いじゃないけどW
・「国内でしか売れない≒国際競争力が殆ど無い」ものを、開発費は
普通車のソレと変わらないかそれ以上の金額とリソースをかける。
それで薄利多売する。自己満足である。
ただでさえ車が売れず、今後も規模縮小していく国内市場だけを頼りに
極めて効率の悪い事をやっている、と言えなくもない。
最近ではスバルが軽自動車開発から撤退したが、上記のような負担に
耐えられなかったのだろう。
・しかし、上記リンクの記事にもあるように、
「特に環境面においては、軽自動車と1000ccの小型自動車の
CO2排出量の平均値は軽自動車の方が排出量が多い状況という。」
と言うし、燃費でもホンダFITの方が軽自動車より全然良かったりする。
また、車体価格も軽自動車の方が最高150万円位と高かったりするし、
「軽」とは名ばかりで実際は1トンオーバーの普通車より重い車種も
少なくなくなってきた。
軽自動車は小さなエンジンはそのままに、体だけは巨大化する
「恐竜的進化」を遂げてしまったのだ。
「もはやその格差を合理的に説明することは困難であり」云々
という指摘もあるが、悔しいが納得出来る。
ダイハツはガソリン車ながらリッター30km走る軽自動車「イース」を
近々出すというが、この増税のニュースの前ではもはや“時既に遅し感”が漂っていると感じる。
・そこで、だ。
軽自動車、小さい車を心から愛する僕が、エコが世界的潮流でなおかつ増税やむ無しという
大前提で提言したい。
それが「軽自動車規格の再拡大化」だ。
前回の規格改定から10年以上が経過する。そろそろ見直しも良いだろう。
・エンジン上限を1000cc未満にボアアップ。
・いわゆる国際基準の「Aセグメント」に格上げ。
・燃費をリッター20km以上 CO2排気量○○以下とか規制をかける。
・税金は2万円は切って欲しい(19,800とか)
(増税幅を3倍以下に)
・自動車取得税 & 自動車重量税 & 自動車賠償責任保険なども現行優遇のまま。
・高速が有料の間は軽自動車優遇はそのまま。
・上記規格改訂の施行まで2、3年の猶予期間を置く。
(=新規格適合車開発期間)
・こちらの記事ではスズキの鈴木修社長が
「軽の税金を上げるだけでなく、リッターカーの税金を
下げるという話ならいくらでも協力するのに」と仰ったとされるが
流石、同感です。グローバルな視点に基づいたご発言だろう。
軽自動車業界のカリスマが自ら「もう軽規格にこだわる必要なくね?」と言ってるのと同じだ。
・上記私案だと現行1000ccの税金が棚ぼた的に減税することになるが、
今、日本国内には「トヨタ:パッソ」や「同:IQ」など極めて限られている。
軽自動車増税分と補っても余りあるだろう。
・そしてAセグメント車は欧州や新興国中心に大きな需要があるという。
「軽規格」という日本国内限定の足枷を外し、「国策」として半強制的に
メーカーの開発方針を海外兼用へとシフトさせる。
これまで限られた枠の中で面白い軽自動車をたくさん作ってきた日本勢だ。
規格を拡大する事で国際競争力のある面白い車を作ってくれるに違いない。
・これを私は「21世紀型/新・国民車構想」と呼ぶ。
エコにも貢献できるだろうし、限れた開発費で外貨も獲得できる。
規格拡大を現行軽ユーザーが「大きすぎる」と拒否反応を示す事は
ないんじゃないだろうか。増税しても溜飲は下がるのではと思うが、どうか。
・軽自動車って呼称や黄色いナンバーももはや再考すべきかもしれない。
・今や電気自動車が現実的になるなか、この提言自体時代遅れかもしれない。
ただ全世界的には一気にエコカーに切り替わるとは考えにくく、国内でもまだEVh普及に時間を要するだろう。
その繋ぎ的な規格である。
・・・なんて政治家でも評論家でもない俺がこんな長文語ってもあんまり
意味ないんだけどね。語っている間は楽しいんだよね。あ~スッキリ。
それよりホントに増税されたら我が家はどうしようかね~愛車。
いろんな選択肢を考えてみようと思う。
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